Tourist ── 空間に置く香り
桜の枝からはじまる、
その場所だけの設え。
桜の剪定枝を活け、香りとともに部屋を設える。枝は一本ずつ形が違い、同じ姿は二つとない。香りは前に出すぎず、置かれた場所の記憶と結びついていく。 液は時間とともに琥珀へ色を深める。
静と動を見る
硝子
菅原工芸硝子 IMPERFECT。市販にはない特注寸法。手吹きの揺らぎを残す。
支環
枝を支え、香りとの境界をつくる金属の環。溝がガラスの口にかかり、枝の荷重を受ける。
枝
桜の剪定枝。水引三本で束ね、正絹の組紐で封じる。一点物のため、届く枝は写真と同じではない。
五つの所作
Touristは、置けば終わる香りではない。箱を開けてから枝を活けるまで、手を動かす順番がある。
- I開ける
- II解く
- III注ぐ
- IV封じる
- V活ける



